7月に入り全国各地で猛暑が続いています。
なんとこの猛暑、8月まで続くとか・・・
私は昨日・今日と昼間に用事で外に出たのですが、
暑い中歩いていると、ズキズキと頭が痛くなってきて、
少し吐き気も出てきました。
どこかで見た熱中症の症状に似ているけど、もともと偏頭痛持ちで、
頭痛になると吐き気もセットで起こります。
そのいつもの偏頭痛なのか、熱中症なのか明確に判断できず。
しかし次の用事が迫っていたため、手持ちの頭痛薬を服用し、
特にその後問題なく事なきを得ました。
その日の夕方、たまたま定期的な通院もあり、内科の先生に話したところ、
「熱中症か偏頭痛かわからない状態で、自己判断で薬は飲んではいけない!」
と、注意を受けてしまいました・・・
熱中症だった場合、適切な対処をせず放っておいた結果
重症になる可能性もあると言うので、
一次対応として判断する方法を先生に伺ってきました。
同じように偏頭痛持ちの方の参考になれば幸いです。
熱中症と片頭痛の明確な違いとは
主治医によると、熱中症による頭痛の場合、その原因は発熱だそうです。
偏頭痛の場合、通常発熱はありませんね。
よって一時的な判断としては、発熱があるなら熱中症、なければ偏頭痛、となります。
手元に体温計があれば良いのですが、持ち歩いている人は稀です。
まず、体調の変化を感じたら、自分の状態を正しく確認できるよう、
涼しい場所へ移動し、熱っぽさがないかや、頭痛や吐き気の他に、
別の症状や、異常な発汗が無いか等、注意深く確認します。
この時点で自分での判断が難しい場合、熱中症を疑って、
応急処置や医療機関の受診をするのが良いでしょう。
涼しい場所と書きましたが、熱中症だった場合に対応できるよう、
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどが望ましいです。
ただ、ふらふらしている場合は、無理してお店を探さず、
座れるところにすぐ入りましょう。
発熱があったら、熱中症の応急処置を
発熱がある場合、まずは熱中症の応急処置をしましょう。
すでに涼しいところには移動していると思いますので、
経口補水液やスポーツドリンクを購入し、水分と塩分を補給します。
詳しくは、環境省のこちらのサイトがわかりやすいです。
→環境省 熱中症予防サイト 熱中症の応急処置へ
このサイトにあるように、症状が落ち着いた後も決して無理をせず、
自宅へ帰って安静にしましょう。
頭痛や発熱が治っても、再度暑い場所へ出る事で再発する可能性があります。
症状が悪化してきて自分で応急処置ができない場合は、
遠慮せず、誰かに助けを求めましょう。
意識はあっても、自力で歩けないのであれば、救急車OKレベルです!
参考:急な身体の激痛!救急車を呼んでいい基準とは?
救急車を呼ぶ基準2:とにかく立てない・歩けないだけでも呼んでいいの?
自分で対応できたとしても、一向に熱が下がらない、
吐き気がおさまらない場合も、もちろん医療機関へ。
また、その後熱が引いたのに、頭痛が続く場合は、
発熱が引き金となって偏頭痛へ移行していたり、
もしくは熱中症以外の場合も考えられます。
風邪だったり、何か病気を併発していたり・・・怖すぎますね!
痛みが引かず辛い場合は、自己判断で鎮痛剤や偏頭痛薬を飲む前に
再度医療機関を受診するようにしましょう。
熱がない場合は、偏頭痛の対処と水分補給で様子見
特に発熱はなく、頭痛・吐き気以外に症状もない場合、
一旦は偏頭痛と判断して問題ないでしょう。
暗いところで安静にする、頭を冷やす、常備薬を飲むなど、
まずはいつもの偏頭痛の対処をして様子を見ます。
また、念のため経口補水液やスポーツドリンクで水分補給もしておきましょう。
ただ、少しでもいつもと違うと感じていたり、
経過が良くない場合は、自己判断で薬を追加服用したりせず、
自分の感覚を信じて、必ず病院の先生の指示を仰ぐようにしてくださいね。
まとめ
偏頭痛と発熱の頭痛は、痛み度合いがそれほど変わらないので、
なかなか判断がしづらい症状です。
明らかに痛みが強いならわかりやすいのですが、
吐き気の症状も共通していたりとわかりづらいのです。
また、そもそも暑くて湿度の高い時期は、発作が出やすいので、
なおさら迷ってしまうところ。
そんなとき、私のように偏頭痛と決め込んで、
薬を飲んでしまうようなことは絶対しないこと!
熱があるかどうか、他に症状はないか、
注意深く自分の身体を確認するようにしましょう。
もしかしたら熱中症でも偏頭痛でもない場合もありますので、
くれぐれも自己判断は慎重に行いましょう。